ビットコイン&仮想通貨で資産運用する裏ワザ

※本記事は昨年12月時点の情報です。2018年1月26日、仮想通貨取引所大手のコインチェック社による暗号通貨「NEM」の不正流出の疑いが発覚する前に執筆されたものですので、その点にご注意のうえ、ご自身の判断で投資してください。(2018年1月27日 HBO編集部)  仮想通貨で確実に稼ぐ裏ワザ--取引所で売り買いするだけが仮想通貨ではない。マイニングを行えばコインが手に入り、ICOに応募すれば取引所に上場する前にコインを入手できる。さらに、それを貸し出すことで金利収入を得ることも。目敏い投資家たちの錬金術を明かす! ico

3か月で40倍に急騰!? 大化けコインを狙え!

 株の場合、IPO(新規上場)に応募することで上場前の有望株を一足早く手に入れることができるのはご存じのとおり。これは仮想通貨にも当てはまる。今後、取引所に“上場するであろう”コインをいち早く入手できるのだ。その方法の1つがICO(イニシャル・コイン・オファリング)。企業ないし個人が独自のコインを発行して資金調達を行う、仮想通貨版IPOだ。  ただし、上場審査もなければ、証券会社等を通じて売り出す必要もない。ネット上で誰でも発行できてしまうため、見向きもされないコインもあれば、詐欺コインもあるという……。億超えサラリーマン投資家のZ氏が話す。 「多いときで月に100件のICOがありますが、正直、90%は怪しいコインと考えたほうがいいでしょう。きちんとしたICO案件でも、プロジェクトが遅々として進まず、売り出し価格よりも値を下げてしまうコインも多い」  ただし、その1%を掘り当てたときのリターンはとてつもなく大きい。仮想通貨投資家として億の資産を築いているkuni氏が話す。 「’17年に最も人気を集めたICOは6月に売り出されたOmiseGO(オミセゴー/OMG)でしょう。ICOからわずか3か月で売り出し価格の40倍にまで高騰しました。私も早くから目をつけてICOに応募しようと発行会社にコンタクトを取っていたのですが、それをきっかけに発行企業の代表から『OMGの日本語コミュニティの管理人をやってくれ』と頼まれてしまいました(苦笑)」  このOMGは日本人起業家が作り出した、主に東南アジアでの決済用に生み出されたイーサリアムをベースとする仮想通貨だ。当初からSBIや三井住友FGが出資者に名を連ねて人気が爆発。“仮想通貨ドリーム”を端的に示すICO案件となったのだ。
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どうやって1%の正解を掴む?
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