さて、その注目されるきっかけとなった金正男氏殺害事件の実行犯の1人であるシティ・アイシャ被告の母国インドネシアだが、インドネシア人は北朝鮮をどう思っているのだろうか。
特に朝晩はひどいジャカルタの渋滞
記者が乗ったタクシーの運転手へ北朝鮮をどう思うか聞いてみると、「クレイジーな国だね」と即答された。しかし、その一言で北朝鮮についての話題は終わってしまった。
その後、ジャカルタ市内でシティ・アイシャ被告や北朝鮮について聞いてみるもあまり関心がないという印象を受けた。そもそもシティ・アイシャ被告は水商売に従事していたこともあり同情しているインドネシア人は少ないとの声もある。また、中には北朝鮮と韓国の区別ができず韓国のことだと思っている人もいるなど全体的な関心の低さを感じた。
ただ、現在平壌のスーパーマーケットで売られている日本製品の一部はインドネシア経由で輸入されているものもあるなど、国民の関心は薄くても両国の関係はいまだ複雑に絡みっているようだ。
<取材・文/中野鷹(TwitterID=
@you_nakano2017)>
なかのよう●北朝鮮ライター・ジャーナリスト。中朝国境、貿易、北朝鮮旅行、北朝鮮の外国人向けイベントについての情報を発信。東南アジアにおける北朝鮮の動きもウォッチ。北レス訪問が趣味。 Twitter ID
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