話題のAIスマホ・ファーウェイ「MATE10」を使ってみた

 マルチディスプレイも試してみた。これにはUSB Type-CからHDMIに変換するケーブルもしくはコンバーターが必要になる。メーカーからはまだ出てないようだが、筆者の場合は中国最大の電子街「華強北(ファーチャンベイ)」が近いのでこのようなものはすぐに手に入る。日本で発売された際にこのケーブルは手に入るのだろうか、気になるとこである。メーカーがオプション品として出してくれることを願うしかない。  実際に繋いでみたがこれは反応なし。色々調べてみたところMate 10 proではこれが出来るという情報がある。Mate10では支持されてない可能性が高い。それならメニューになくても良いとは思うがアップデートされてから使える様になるのか現在の情報では分からない。  AIの性能が1番わかりやすいのはやはりカメラ機能といったところだけで、他には実感できるところはまだまだ少ないといったところ。あとは日本で発売予定のMate10 proに期待したい。Mate10 proは液晶ではなく有機ELが使われており、ディスプレイも18:9と縦長になる。6インチの縦長で大きい割には持ちやすい形となる。  前述でも記載したが、カメラでの認識能力はかなり早い、人に向ければ画面下に人のマーク、夜景なら月のマークがすぐに出てくる。文字認識もそうだがこの辺が、AI搭載チップを実感できる唯一のポイントであろう。  中国ではMate10 proが11月15日発売と発表されており。中国での発売価格は4899元~(約84,000円~) 国外価格が799ユーロ(約107,000円)と発表されているので、中国では安めに設定されてるが、日本での価格は幾らになるのだろうか。  今回の上海で行われた発表会、16日にドイツで行われた発表会両方見ると、比較対象としてiPhoneXがよく出てくる。ファーウェイとしてはiPhoneXよりも優れているという部分を押しているように感じた。数年前までは安い中国ケータイのイメージの中にあった一つのブランドが、この数年で格段に飛躍し、アップルのような大企業に肩を並べるまで成長した。この日の発表によると2017年第3期目までで1.12億台の携帯を販売したという。  現在、深センという都市はものすごいスピードで発展を遂げているが、ファーウェイがここまで成長したのも、深センという都市による影響は少なからずあるだろう。ファーウェイ、テンセント、BYD、DJIなどにつづく深セン発の企業はこれからもたくさん出てくると予想している。 ※原文:話題のAI搭載携帯ファーウェイMATE10を発売日に深センで購入、実際に使ってみた <文/佐々木英之(深セン経済情報)> 【ロボティア】 人工知能(AI)、ロボット、ドローン、IoT関連のニュースを配信する専門メディア。内外の最新技術動向やビジネス情報、ロボット時代のカルチャー・生活情報をわかりやすく伝える。編集長は『ドローンの衝撃』の著者・河鐘基が務める。https://roboteer-tokyo.com/
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