選挙×ゲーム、異色のPRイベントが盛況。プロゲーマーチーム運営会社代表が語る手応えと期待
プロゲーミングチーム「CYCLOPS athlete gaming」の運営企業、eスポーツコネクト株式会社の代表取締役社長、伊草雅幸氏にどぐら選手のイベントへの派遣について聞いた。
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「一般社団法人 日本eスポーツ協会(JeSPA)を通じてオファーが来ました。東京都の選挙イベントに、大阪のチームの選手が招集されるのは珍しいと思います。どぐらは、つい先日台湾で開催されたTWFighter Major 2017のストリートファイターVで優勝を果たした選手でもあります。そういった実績が認められて声がかかったのでは」
イベントブースでは、投票用紙を投票箱へ入れる「投票体験企画」や、選挙ポスターの掲示、ノベルティ配布なども行い、若い世代へ選挙を身近に感じてもらう取り組みも実施されていた。当日の盛況ぶりに、伊草氏は従来のイベントとは異なる手応えを感じているという。
「これまで、eスポーツイベントの観戦者はコアなゲームファンが中心でした。しかし今回のイベントは、ソラマチという観光スポットでの開催だったこともあり、従来のゲームファンに加えて、一般の家族連れや外国人観光客といった、これまでのイベントではリーチしづらい層も多数参加していました。eスポーツという競技を幅広い層に認知してもらう良い機会となりました」
このほかにもプロゲーマーチームを運営する立場として、「今回のようなコラボイベントには期する部分がある」と伊草氏は語る。
「eスポーツは、ゲームパブリッシャーや、PCおよび周辺機器メーカーといった、ゲーム関連企業のスポンサードによって支えられている部分が多いです。今回のイベントで、eスポーツが集客チャネルとして有効であるという認知が進めば、一般企業や団体とのコラボレーションが増えるものと考えます。そこから新たなスポンサードの話も生まれてくるでしょう」
そう次なる展開への期待を寄せている。
若者層にリーチしたい選挙管理委員会と、一般層への認知をはかりたいeスポーツ、両者の思惑が一致したことで実現したイベントは、盛況のうちに幕を閉じている。
その反響や盛り上がりは、伊草氏の見立て通り、eスポーツが市民権を獲得しプロゲーマーの活躍を身近に感じる機会が増えることを確信できるものだった。
<取材・文/栗林 篤>
【栗林篤】
元IT企業のサラリーマン。年収300万円以下生活の傍ら、株式投資と不動産投資をはじめて、セミリタイアしてフリーライターに。優待株100超を保有、区分1貸家5アパート1を運用。公式ブログ「1
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