出馬した嘉田由紀子・前滋賀県知事の嘆き「無所属はつらいよ」
無所属は政党候補者に比べて3つハンディがある

無所属での出馬会見を行う嘉田由紀子・前滋賀県知事
ビラやポスター、選挙カーや拡声器、事務所の数にまで差が
まず、無所属では政権放送ができず、テレビ・メディアでのナマの声と姿を届けられない。
選挙ハガキは各候補者3万5000枚を活用できるが、政党はそれに加えて候補者数×2万枚を活用できる。選挙ビラも同様。各候補者は2種類以内7万枚を配布できるが、政党はそれに加えて種類の制限なしに候補者×4万枚を配布できる。
選挙ポスターは公営掲示板に各1枚、政党候補者はそれ以外に1000枚掲示できる。
選挙カーも各候補者1台だが、政党は候補者の人数に応じて1台以上がプラスされる。その他、街頭演説用の拡声器の数、選挙事務所の数にまで差がある。
また無所属では小選挙区でしか出馬できないが、政党候補者は比例区との重複立候補によって、小選挙区で落ちても比例区での復活当選がありえる。
憲法14条は「すべて国民は、法の下に平等」だと謳うが、いまだ被選挙権はさまざまにイビツで平等ではない。さらに言えば、既存政党と新党の間にも差別がある。
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