ハリウッド大物プロデューサーのセクハラ騒動、被害者とのやり取りが情けなさ過ぎて驚愕

嫌がるモデルに「プリーズ」を連呼

 10日に『ニューヨーカー』誌は、ニューヨーク市警の録音テープを公開した。  これはフィリピン系イタリア人モデルのアンブラ・グティエレスが’15年に捜査当局に提出したもので、ワインスタインが彼女を無理やりホテルの部屋に連れ込もうとしている様子が生々しく捉えられているのだが、そのやり取りはあまりにも生々しく情けない。  その一部を和訳してみた。 ワインスタイン:「中に入ってくれ」 グティエレス:「何をするの?」 ワ:「何もしないよ。シャワーを浴びてくるから、そこに座って飲んでてくれ」 グ:「私、お酒は飲まないの」 ワ:「じゃあ、水でも飲んでくれ」 グ:「バーで待ってちゃダメ?」 ワ:「いや。中に入らなきゃダメだ」 グ:「いやよ……」 ワ:「お願いだよ」 グ:「ダメ。いやだわ」 ワ:「何もしないよ、約束する。恥をかかせないでくれ」 グ:「わかってるけど、いやなの。ごめんなさい、無理よ」 ワ:「ダメだ。中に入ってくれ」 グ:「いやよ。昨日は強引すぎた」 ワ:「わかってるよ」 グ:「よく知らない人に触られたくないの」 ワ:「何もしないよ」 グ:「触られたくないの」 ワ:「何もしない、頼むよ。しないって誓う。ただ僕と座ってくれ。僕にホテルで恥をかかせないでくれ。ここにはいつも来てるんだ。座ってくれ、約束するから」 グ:「ダメ、無理よ」  何度も「ノー」と言うグティエレスに対し、「プリーズ」「何もしないから」を連呼するワインスタイン……。その姿は輝かしいキャリアとは裏腹に惨めなものだった。 参照:「New Yorker」 <文・翻訳/HBO編集部 photo by ANDERS KRUSBERG / PEABODY AWARDS via flickr(CC BY 2.0) >
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