仮想通貨で資金調達する「ICO」で一攫千金とは?
2017.10.02
仮想通貨を利用した資金調達である「ICO」で稼ぐ個人投資家が急増中だ。売り出し価格から40倍以上も値上がりするトークンが登場するなど、短期間で爆発的な利益を狙える可能性を秘めている。ICOで稼ぐ秘訣を、4人のICO賢者に語ってもらった。
――皆さんは今までどんなICOに参加したんですか。
アラタ:僕が最初に参加したICOはステータス(SNT)のトークン。分散型メッセンジャーアプリのプロジェクトで、130億円以上を調達する大型案件でした。お試しのつもりで約16万円ほど入れたところ、1週間で1.7倍に。
ポイン:SNTは私も20万円ほど参加していました。最近のICOでいちばん上がったのはOmiseGo(OMG)。売り出し価格から40倍超えまで行きましたよね。
kuni:実は僕、OMGの日本語コミュニティの管理人をやっています。OMGは100万円ほど参加しようとメールしたのに返事がこないので、CEOに直談判したら「じゃあ、お前が管理人をやれ」と。結局、ICOは買えなかったんですけど(笑)。
edindin:人気のICOはすぐに枠が埋まってしまうし、最近は事前に個人情報を登録する「ホワイトリスト」を導入するICOも増えていますよね。
――有望なICOの見分け方は?
アラタ:「ホワイトペーパー」(公式ページで公開されるICOの詳細が書かれた書類)を読むのが基本。ですが、ちゃんと読んでいる人は10%程度らしいですね。自動翻訳の部分をグーグル検索かけたらだいたいの内容はわかるのに。
kuni:みんながホワイトペーパーすら読まないから、僕らが競争優位性を得られる。僕はもちろん精読するし、参加するICOはすべてチャットで経営陣と話してから決断します。
edindin:ポインさんやアラタさんのブログの解説で済ませちゃう人って多そうですよね(笑)。
ポイン:9月に中国の当局がICOに規制をかけましたが、これは詐欺的なICOが多かったことが一因。有望なICOはほんの一握りです。だから自分で調べてみることってすごく大事なのに。
kuni:7月以降のICO、約200件のすべてに目を通しましたが、参加したいと思えるのは月1、2件程度。ほとんどは公式ページを開いてもすぐ閉じてしまう。99%は中身のないICOですね。
edindin:大半のICOはプロダクトもないままに資金調達しているのが現状。だから私はICOには参加せず、プロジェクトの行方を見極めてから上場後に投資しています。
――株式投資でいえば、IPO後のセカンダリー狙いですね。
【ICOへの参加方法】
①ICOの有望性を見極める
②イーサリアムを購入する
③自分のウォレットへ送金する
④ICOアドレスへ送金する
⑤取引所への上場を待つ
ICO価格から40倍の値上がりも!
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