ひたすらに口座数を増やす。公募割れ予想以外全てベット 下半期IPO投資の極意

 りゅう氏は次のようにアドバイスしてくれた。

まずは口座数を増やそう

「まずはたくさん口座を開設してください。長期間投資を意識し、資金を1円でも多く増やすよう心がけてください。IPOの閑散期もありますが、私の過去の失敗のように裁量トレードやFXなどのハイリスク投資に手を出して、資金を減らさないようにしましょう。あくまでローリスクなIPO投資に専念してください」
効率的な資金管理

最大限多くのIPOに申し込むためには効率的な資金管理が不可欠だ。こちらはりゅう氏が使用しているExcelのIPOスケジュール管理表。これを使うと、各証券会社にいくら入金しておけばよいか一目瞭然だ

 IPO投資は20万円からでも始められるから、資金的な敷居は高くない。興味を持ったら口座開設から始めよう。 <まとめ>  これまでに裁量取引やFXなどで大損をした人には、地道な作業を続けることでハイリターンを狙えるIPO投資がおすすめ。初心者は、まず、たくさんの口座を開設すること。  りゅう氏によれば、当選しやすいのは、主幹事の多い野村證券やみずほ証券、SMBC日興証券、SBI証券、大和証券など。時価総額の小さな銘柄は当たりにくいが、JR九州や日本郵政などの大型は当たりやすいので、あきらめずに続けよう。 【りゅう氏】 ブログ「IPO新規公開株で復活の軌跡。当選確率・初値予想・株初心者・IPO入門」(http://kabu.ipotoha.com/)運営。’06年、500万円を元手に株やFXに手を出し、’12年までに30万円まで減らしたが、IPO投資1本にしたところ、31年で資産を600万円まで増やす ― 下半期のIPOを確実に獲りにいく方法 ―
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