「儲かるタワマン・儲からないタワマン」の違いとは? NHK出演のタワマン空中族が語る

「再開発地域に建つので、現状より利便性が向上することが期待できました。それは現在の価格設定にはまだ織り込まれていない、プラス要因が存在するということを意味します。竣工後、それらが物件価格の上昇、あるいは維持に寄与してくれる可能性が高いのです」  そう平原さんはパークタワー晴海のポテンシャルを分析する。  また、平原さんによると、パークタワー晴海には、BRT(bus rapid transitの略。バスを基盤とした輸送システムのこと)、地下鉄の新駅、商業施設の新規オープンなど、それぞれの確度はまちまちだが、将来性が期待できる要因がいくつか存在するという。  ほかにも、外溝部のコンセプトデザインを手がけるのが、テーマパーク運営に定評のあるオリエンタルランドというのもパークタワー晴海の特徴だ。人気テーマパークを彷彿とさせるコンセプト型の外溝は、同マンションの人気、ひいては資産価値を高める要素のひとつとなり得る。 「モデルルームを内見しましたが、間取りに関しては、三井らしい可もなく不可もなく無難な印象でした。モデルルームの雰囲気自体が、かなり人気テーマパークを意識したテイストになっていたので、それが決め手で申し込んだという方もいるでしょう」(平原さん)

”空中族”直伝、タワマン選びのポイントとは?

 実際、平原さんの不動産投資仲間も複数人が同マンションに申し込みをしており、「当選すれば、しばらくの間ご近所さん同士で生活することになるので、今からみんなで実現する日を楽しみにしています」と、充実の湾岸ライフに期待を寄せる。  華麗にタワマンを移り住む平原さん。そんな平原さんにタワマン選びの4か条を教えてもらった。 ・大規模タワーマンションの第一期に購入すべし  供給量も多く、評判が確立される前の第一期こそが最大のチャンスである。 ・情報の歪みを見つけ、積極的にリスクテイクすべし  再開発前で不便である、土地が所有できない定期借地権付マンションである、同時期に多くの物件が供給されるなど、これらは一見デメリットであるが、将来においてリスクを軽減することが可能なので検討の価値あり。 ・ファーストクラスではなく、ディスカウントされたエコノミーシートを狙うべし  誰もがほしがる南向き角部屋や、オーシャンビューは最初からプレミア価格が設定されている。むしろ北向きや、低層階などの部屋を狙ったほうが、将来、価格上昇の伸びしろが残されており出口でキャピタルゲインが期待できる。 ・最悪自分で住み続ける覚悟を持つべし  景気が悪くなれば希望価格で売却できないことも。仮に思惑と違う結果になっても、その時は自己使用して後悔しない物件を選んでおけばQOLは下がらない!  パークタワー晴海の入居開始は2019年9月下旬を予定。空中族・平原さんの目利き力の答え合わせは、2年後以降となりそうだ。 <取材・文/栗林 篤> 【栗林篤】 元IT企業のサラリーマン。年収300万円以下生活の傍ら、株式投資と不動産投資をはじめて、セミリタイアしてフリーライターに。優待株100超を保有、区分1貸家5アパート1を運用。公式ブログ「節約×株主優待×不動産投資でセミリタイアしたブログ 」更新中。著書『サラリーマンのままで副業1000万円』発売中
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