テクノ失業する前にAIで伸びる業界に投資しておこう

長期保有ならグーグル、アマゾン、アップルが鉄板か

 AIの覇権を世界的に見ると、開発をリードしているのは、グーグル、アマゾンやアップルといった米国のプラットフォーマーだ。よって、初心者はひとまず大手IT企業の銘柄を中心に長期保有を狙うのも一つの手といえよう。  2045年には人工知能が人間の知性を超え、テクノロジーの進化スピードが無限大になる「シンギュラリティ」が到来する――天才未来学者のレイ・カーツワイルの予言は果たして現実となるのか。人間が人工知能に取って代わられると見るか、より高次の課題に取り組むチャンスと捉えるか、今こそ人間力が問われている。 <先物買いが吉? 注目のAI関連銘柄10選> ・メタップス【東マ・6172】 目標株価 5000円 株価 3900円 売買単価 100株 今年の3月にはビッグデータ解析とAIを活用した融資プラットフォーム「LENDIA(レンディア)」のリリースに先立ち、金融機関の事前パートナーの募集を開始した ・ユーザーローカル【東マ・3984】 目標株価 11000円 株価 8750円 売買単価 100株 3月に新規上場。人工知能を活用した自動応答システムであるチャットボットを提供し、顧客サポート業務効率化。ヘルプデスク業務に特化した設計の自動学習機能で解答精度を向上させる ・フロンテオ【東マ・2158】 目標株価 1000円 株価 791円 売買単価 100株 法的訴訟時の証拠保全等電子データ収集、分析等コンピュータ解析事業が主。人工知能「KIBIT(キビット)」を開発し、ヘルスケアなど他分野でも展開を開始している ・フォーカスシステムズ【東マ・4662】 目標株価 1400円 株価 1101円 売買単価 100株 病院経営、医療現場の意思決定といった医療事業分野で人工知能研究を用いるため、共同研究を去年の6月から開始。株価は急伸した’01年来の高値圏から一旦反落したが再動意 ・シグマクシス【東マ・6088】 目標株価 1100円 株価 865円 売買単価 100株 三菱商事系の新興コンサルで人気銘柄のひとつ。7月には深層学習で精度を高めたドキュメント自動入力サービス「ディープシグマDPA」を発表、クラウドで提供を開始した ・ホットリンク【東マ・3680】 目標株価 800円 株価 628円 売買単価 100株 東京大学と電通の企業広報戦略研究所と社会的合意形成・政策形成について、人工知能を用いたソーシャルメディア上のビッグデータ解析の活用を目指す共同研究を開始 ・PCIホールディングス【東マ・3918】 目標株価 3500円 株価 2713円 売買単価 100株 自動車、家電などの組み込みソフトウェアの開発を手掛けている。通信、情報家電、産業機械向けも強い。かねてより自動運転関連やIoT関連として認識されている銘柄 ・アプリックス【東マ・3727】 目標株価 650円 株価 493円 売買単価 100株 IoT用のアナログ半導体を世界で初めて開発、赤字脱却に向け、IoT搭載の浄水器や空気清浄機を拡販へ。疑義注記銘柄だが、黒字化期待で株価が物色される可能性も ・土木管理総合試験所【東一・6171】 目標株価 2200円 株価 1717円 売買単価 100株 人工知能を活用したインフラ保全分野での「ど真ん中銘柄」。地中情報のビッグデータ共有システム「ROAD-S(ロードス)」を開発。豊洲市場への移転に絡み関連銘柄としても注目される ・オンキヨー【JQS・6628】 目標株価 350円 株価 278円 売買単価 100株 老舗音響メーカー。今年6月にはiPhoneのSiri(シリ)に対応したスピーカーフォン「RAYZ Rally(レイズ・ラリー)」を発売。AIスピーカー関連銘柄として物色されている 【河 鐘基氏】 ロボティア代表。テクノロジー専門ウェブメディア「ロボティア」を運営。近著に「AI・ロボット開発、これが日本の勝利の法則」 【藤井英敏氏】 カブ知恵代表。日興証券、フィスコを経てカブ知恵を設立。大型株から超小型株、IPOまで幅広く監査し、投資情報を提供 取材・文/アケミン
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