保険会社のサポートデスクに手配してもらったタイの病院
「クレジットカード付帯の海外旅行保険を持っていることを知らずに単体の海外旅行保険へ加入している方が多くいてもったいないです」と話すのは中国上海の日本人向け医療機関の日本人スタッフT氏だ。
海外旅行保険は、海外で事故や病気になったときに非常に頼りになる存在だ。確率で言えば、世話になる機会は少ないと思うが、渡航回数が増えるとそれなりに機会は発生してくる。
記者は、今年6月タイのビーチでウニのような硬いトゲを持つ生物を踏みつけてしまい左足に5ミリほどのトゲ5本が残り現地病院で切開して異物を除去してもらった。そのときには海外旅行保険を使わせてもらって病院や医療通訳の手配を迅速にしてもらったおかげで症状が悪化する前に治療することができた。
そのように、旅行者にとってメリットが大きい海外旅行保険だが、主に2種類ある。『地球の歩き方』などにも広告があるような単体タイプとクレジットカード付帯タイプである。
単体の海外旅行保険は、日帰りから長期まで滞在日数によって保険料が異なり日数に比例して高くなる。
しかし、クレジットカード付帯の海外旅行保険については、付帯されていることを知らない人が意外と多く、カード付帯保険を持っているにもかかわらず、単体の海外旅行保険へ加入して渡航している人も多い。
「日本のクレジットカード付帯の海外旅行保険は世界的に見ても高条件で低価格です。その理由は、保険を持っている人に対して利用する人が圧倒的に少ないという状況に支えられているからです」(前出のT氏)