イスラエルとのビジネスを考えているなら、カンファレンス開催時の訪問が吉

今年9月にはイスラエル最大規模のイノベーションフェスティバルが

 ちょうど、2017年6月の最終週は、今年で7回目となるCyberWeek2017が開かれており、弊社でもビジネスツアーを組んで参加している(この原稿も、CyberWeek2017に行く道中で執筆している)。  冒頭に書いた通り、目的が曖昧なままでの企業訪問はあまり歓迎されないので、こうした大きいイベントがある際に、セッションの合間やネットワーキングの時間を活用して、企業に会うのもいいだろう。先方のオフィスへ訪問だと、お互い構えてしまうこともあるが、カンファレンスのネットワーキングの場であれば、お互い肩肘張らずに、ネットワーキングができる。  そして、少し宣伝にはなるが、毎年 9 月「 DLD 」という 2005 年にヨーロッパで始まったスタートアップの祭典が開催される。イスラエルでは 2011 年から、イスラエルの著名起業家ヨッシ・バルディ氏が旗を振り始まった。今年は9月3日~7日の予定である。  この1週間、中東のシリコンバレーイスラエルに、マイクロソフト、グーグル、アマゾン、GM、Facebookなど多国籍テクノロジー企業のライトパーソン、現地のスタートアップ、VC、エンジェル、ハイテク企業の関係者が一堂に介すイスラエル最大のハイテク業界のイノベーションフェスティバルである。この1週間は、テルアビブ市全体がハイテクハブとなり、世界中からイスラエルに注目が集まる。  このDLDは弊社でもツアーを組んでいるので、まだ、イスラエルへ行ったことがない方は、いい機会なので、検討していただければと思う。 <文・加藤清司> 【加藤 清司】 株式会社イスラテック代表取締役。1980年静岡県浜松市生まれ。2006年、「ある技術」に注目しそのルーツを調べ、イスラエルへと旅立ち2か月過ごす。現在、日本を代表するテクノロジー企業を対象に、イスラエルのスタートアップとのアライアンスを支援。2017年1月、『スタートアップ大国イスラエルの秘密』を出版。
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スタートアップ大国イスラエルの秘密

日本で知られていないイノベーション大国イスラエルの実態を解説した1冊