住宅街のスタバでワイン!? スタバの新業態「ネイバーフッドストア」、その真価とは
2017.06.16
下北沢駅から徒歩10分。サブカルタウンの喧騒の先にあるその店は、いつものスターバックスとはまったく違う趣を見せる。
今や全国各地に出店地域を広げるスターバックスコーヒー(以下、スターバックス)。その新スタイルの店舗としてにわかに注目を集めているのが「スターバックス ネイバーフッド アンド コーヒー」(以下、ネイバーフッドストア)だ。
ネイバーフッドストアは2015年に生まれたスターバックスのコンセプトストアで、もともとは2013年に展開を開始した「インスパイアード バイ スターバックス」を2015年にリブランドするかたちで誕生したものだ。
ネイバーフッドストアはその名前が意図する通り、近隣住民への密着をコンセプトとした落ち着いた雰囲気が特徴。駅から少し離れた住宅地など、スターバックスがこれまで出店してこなかった集客の小さな地域へと展開する新たな業態で、見慣れたスターバックスのロゴも控え目な木目調店内外の随所に散らばる緑の多さも印象的だ。
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下北沢や二子玉川といったターミナルから一歩足を踏み入れると広がるハイセンスな住宅エリアは、小粋ながらも気取らないネイバーフッドストアのコンセプトイメージと親和性が高い。そんな地域に溶け込んだ店舗の中には、近隣住民のニーズに応えるための工夫が随所に散らばる。
例えば、パートナーの服装はおなじみの緑のエプロンではなくラフな私服にしてリラックスした雰囲気を演出しているほか、カウンターテーブルも通常のスターバックスより低めに設定されており、お客様とパートナーとの間に自然な会話が生まれやすいような仕掛けが目につく。スターバックスの基本的なブランドコンセプトはそのままに、閑静な街の中に自然な形で溶け込める店舗のカラーこそ、ネイバーフッドストアの目指したカフェスタイルと言えるだろう。
地域に溶け込むスタバ新業態「ネイバーフッドストア」
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