タブレット市場が2年連続で縮小。iPadの販売シェアも減少するその理由とは?
スマートフォンの大型化と高性能化により、昨今では非PC市場における需要の大半がスマートフォンによって賄われてきている。そのためここ数年はタブレット市場の縮小が続いている。
市場調査会社・シンクタンク出身者を中心に設立された独立系調査会社である「株式会社ICT総研」は6月8日、タブレット端末市場に関する調査結果をまとめた。昨今のタブレット市場はどうなっているのだろうか?
株式会社ICT総研によれば、日本のタブレット端末市場は、’13年度に713万台、’14年度に919万台へと大きく成長してきた。しかしながら、’15年度以降は市場規模の縮小が続くなど、パッとしない状況だ。調査によると、’15年度895万台、’16年度866万台となり、2年連続で出荷台数が減少してきたのだ。
同社はその理由について「スマートフォンの普及によりタブレット端末の新規需要そのものが減退していることに加え、携帯電話キャリアのLTEモデルの販売がやや伸び悩んだことなどが挙げられる」と述べている。
ただし、その上で「今後の国内タブレット端末市場はWindowsタブレットのニーズが増加する影響などを受けて再び拡大に転じる見込み」であり、「’17年度には前年比3.6%増の897万台、’19年度には1000万台近くまで拡大する」と推計している。
縮小が続くタブレット市場
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