読み、語り、叫ぶ! 熱い文化系イベント「プロレス読書会」

プロレスと読書は、実は共通点が多い

 普通の読書会であればこれで終了だ。しかし、これは「プロレス読書会」。今度はライブでプロレスを楽しむ時間だ。試合を行うのは、スポルティーバをはじめ地元・愛知県を中心に活動する選手たちだ。  初めて観戦する参加者が多いため、まずは「しょっきりプロレス」が行われる。コミカルなやりとりに会場実況が入り、勝敗決着や反則など基本的なルール説明がされる。  しょっきりが終われば本番、スタンダードなプロレスだ。スポルティーバ所属で単身米国の団体に遠征した石田慎也、DDTや大阪プロレスを経て愛知で「チームでら」を率いる高井憲吾ら、確かな実力の持ち主らが分かりやすくかつ勝負論に立った試合を見せた。  読書もプロレスは共通点が多い文化・娯楽だ。ひとりでじっくり楽しめるし、たくさんの人間でも楽しめる。読了・観戦後に意見を交わし合う喜びもまた同じだ。  日本の各地で、読書会もプロレスも開催されている。ぜひ気軽に足を運んでみてほしい。ほんの少し勇気を出して踏み出せば、大きな発見と喜びが得られるだろう。 【たこ焼きマシン】 名古屋在住のローカルプロレス探求家。ローカルプロレスファンサイトたこ焼きマシン.comスーパーたこ焼きマシン.comを運営。北海道から沖縄、台湾まで未知のプロレスを求め観戦に遠征する。ご当地プロレスラーガイドブック『ローカルプロレスラー図鑑』をクラウドファンディングで発行。オンラインストア。元・小中学校教員、障害者職業能力開発校講師。夢は世界中すべてのご当地プロレスを観戦しての『ワールドローカルプロレスラー図鑑』制作。
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プロレスという生き方 平成のリングの主役たち

なぜ今また面白くなったのか?