翁長知事の右腕である安慶田副知事辞任の際には号外も配られた
反基地運動の闘士として絶大なる人気を誇ってきた翁長雄志沖縄県知事に対する風向きがガラッと変わりつつある。
昨年12月20日には、国が辺野古の埋め立て承認を取り消した沖縄県を訴えた裁判で、最高裁が「翁長知事が承認を取り消したのは違法だ」とする判断を示したことをご記憶の人も多いだろう。これに対して「あらゆる手法で辺野古新基地建設を阻止する」と、一段と闘志を燃やした翁長知事だったが、その後の選挙では連敗しているのだ。
1月22日投開票の宮古島市長選では、翁長知事は前沖縄県議の奥平一夫氏(民進推薦)を応援。一方の自民党は現職の下地敏彦氏を推薦した。さらに社民と沖縄社大が医師の下地晃氏を推薦し、保守系市議の真栄城徳彦氏(無所属)が出馬するなど、保革ともに分裂含みとなったこの選挙をわずか300票差で制したのは、下地氏だった。
このことは何を意味するのか?