日経2万円を見込んで[レバレッジETF]で勝負

必死に探した銘柄は、すでに割高水準――。そんな銘柄選びに疲弊した投資家にオススメなのがレバレッジETFだ。奇しくも、日経平均株価は上昇基調。これに連動したETFで荒稼ぎせよ!

レバレッジを生かしてボラの高い時期を狙う

⇒【前編】  とはいえ、仕込み時は肝心。日銀のサプライズ緩和もあり、これからは“買い”が有利とはいえ、動きが定まらないのも事実。そこで、実際にレバレッジETFをトレードしているブロガーで個人投資家の吊られた男さんにトレードのコツを聞いた。 「私の投資スタイルは中長期がメインなのですが、レバレッジETFは短期のお小遣い稼ぎ(=ギャンブル)と割り切って投資しています。2倍の値動きが得られるわけですから、どうせなら相場のボラティリティ(変動率)が大きく、株価が乱高下しているときを狙いたいところ。株式相場は、何らかの突発的な出来事によって一度ボラティリティが高くなると、しばらくは乱高下する傾向がありますから、そのタイミングを狙ってトレードするのがコツです」 ⇒【画像】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=12690
日経平均連動レバレッジETF

ボラティリティが大きい相場で、前日に大きく窓をあけたのに寄り付きが前日終値と変わらないタイミングを確認。エントリーチャンスを狙い、短期での利食いを狙う

 吊られた男さんによると、米国の雇用統計のような日程が決まっているイベントではなく、あくまでも突発的な出来事であることが肝心だという。定期的なイベントだと、当日や翌日に大きく相場が動くことはあるものの、そこまで乱高下が長続きしないからだとか。 「もちろん、突発的な出来事は予想できませんが、別に乱高下の一発目を捉えなくてもOK。ボラティリティが大きくなったと感じたら、自分でまず上げ・下げのどちらに動くのかシナリオを立てます。例えば、自分でこの日は上がるんじゃないかな、と予想したならば、朝にレバレッジ型ETFを買っておいて、上と下、どちらに相場が動いてもいいように逆指値を入れておくわけです。その場合、上がったときの値幅は大きく、下がったときの値幅は小さく設定しておくのがポイント。相場が乱高下しているわけですから、自分の見通しが間違っていたと判明した時点ですぐにロスカットする必要があります。そうすれば、損は小さく、儲けは大きくすることができます」(吊られた男さん)  これなら銘柄選びに苦しまずに日経平均が上がるか下がるかを予測するだけだ。その点では、FX投資に似ている面がありそうだ。  冒頭でも述べたように今、日本株の上昇機運は強い。ならば、銘柄選びに時間を割くよりも、単純に日経平均株価の上昇に賭けてみるのもいいのかもしれない。 【吊られた男さん】 個人投資家。投資歴8年のサラリーマン投資家。100万円で始めて現在は1500万円。世界各国の株式に分散投資し、インデックスファンドを中長期保有。 http://www.tsurao.com/ ― [レバレッジETF]で日経平均株価の上昇に賭けろ!【2】 ―