FX初心者が陥るワナ――勝てない悩みを解決する基礎中の基礎とは?

トレンドラインを上手く引くにはどうしたらいいの?

[悩み]「トレンドラインや抵抗線・支持線を引こうにも上手くいかない。自分が書いた線はいつも裏切られている。裏切られない正確な線を引く方法は?」  チャートを分析するときに「線を引くとわかりやすくなる!」と言われている。しかし、“どこ”に“どう”引けばいいのか皆目見当も付かない人も多いことだろう。 「プロであっても引けたラインに裏切られることはよくあります。あまり気にせずたくさん引いてみる。そして、ワークするラインだけを残してみてみましょう」(西原氏)  ラインを引く、基本的な考え方とは。「まずは水平線。よくよく見ると、跳ね返されてこれ以上下がらなかった安値のポイントや、上昇できなかった高値のポイントがあります。そこに水平に線を引くこと。安値の線に近くなったら当然意識されるポイントになりますし、下回ったら、さらに下がる可能性があります」(井口氏)  図版1の101円前後がまさにその安値のポイントと言えるだろう。その水準から離れても水平線はそのまま残しておいても大丈夫だと言う。 ⇒【資料】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=127207
トレンド相場とレンジ相場

相場には方向が出ているトレンド相場と方向感のないレンジ相場の2種類がある。割合は3対7でレンジ相場の方が多い

「続いて、トレンドラインを引いてみましょう。基本は安値と安値、高値と高値を結んで斜めの線を引く。“どの”安値から結ぶかがポイントになりますが、急騰したりするとトレンドラインも急になりワークしない場合があります。いくつか、線を引いてみて、『これは間違っていたな』と思ったら外すこと。ディーラーの後輩たちにも『ともかくたくさん書いて、ワークしているモノだけを残せ』と伝えていました。自分自身もいまだに試行錯誤しているので、やってみるしかない。今はツイッターやブログでトレンドラインを公開している人も多いので、参考にしてみましょう」(井口氏)  PC上ならば、書いたらすぐに消せる。とにかく引いてみよう! 【西原宏一氏】 プロトレーダー。CKキャピタル代表取締役。元シティバンクの為替部門チーフトレーダー。ロンドンやシンガポールのファンドとも交流を持つ。市場のライブな情報がわかる有料メルマガも配信中 【田向宏行氏】 個人投資家。起業家として活躍後、事業譲渡し専業のFXトレーダーに転身。有名為替ディーラーとの親好も深い。独自の虹色理論を解説するブログ「虹色FX」やツイッターも人気を博している 【井口喜雄氏】 為替ディーラー。トレイダーズ証券所属の現役為替ディーラー。米ドルや欧州通貨を中心に業務を行う。ファンダメンタルズから見た為替分析に精通し、テクニカルを利用した短期予測にも定評あり ― 達人が伝授FX初心者[悩み解決]道場 ―
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