【家電製品】季節やタイミングを見計らい型落ち製品を安く仕入れよう
【仕入れ】家電量販店/ネットストア
【売り場】Amazon/ヤフオク
多数ある転売のジャンル。基本を学ぶなら家電製品がうってつけだという。
「家電といっても種類は豊富。白物家電、パソコン機器、美容機器など、自分が得意なジャンルに狙いを定めるのがオススメです。興味があるので人気商品や価格感をつかみやすく、儲けの仕組みを学びやすいんです」とは、家電転売で月利100万円以上を稼ぎ出している上野勇輔氏。まずは、転売の基本の流れを聞いてみよう。
「もっとも外せないのは、新製品が発売された前後の型落ち商品。型落ちだけあり、家電量販店などのセールで安く仕入れることが可能です。セール価格は店舗によって違いますが、アマゾンでは値崩れしていないので、売り場はアマゾンが最適です。また、型落ち製品のいいところは、レビュー数の多さ。評価が少ない新製品より購入の大きな判断材料になるようです」
では、今狙い目の商品を聞いてみた。
「時期を問わず、安定して売れるのは、ICレコーダー。中でもオリンパスのICレコーダー(V-801)はセールで2000円だったので大量購入して1個7980円で売りました。アップルウォッチも新作が出て旧モデルが1万2280円で売られていたので、3万2220円で転売に成功。現時点では季節家電も売れ筋がよく、シャープの加湿器(HV-E30-W)、パナソニックの足温器(EW-KA30-P)、吸引器(EW-KA30-P)も11月から価格が上がっている商品です。」
パナソニック足温器DF-59-H
商品の相場は、アマゾンの「モノレート」を見て確認。さらに、店舗のセール情報などは、チラシアプリ「Shufoo!」や実際の店舗のネットショップをチェックしてから買い付けに挑みたい。
「僕の場合は、店舗に出かける前に店舗に電話して取り置きをしてもらいます。そうすると無駄足がない。さらに、店員さんに聞くのも重要な手段で、『この型落ち商品が安くなるのはいつですか』と聞いても答えてくれるんです」
その日仕入れた商品は、アマゾンのFBA(手数料あり、商品の保管、注文処理、出荷、配送、返品業務を行う)というサービスを利用すれば、家に在庫を抱えることがないのも便利だ。
また、仕入れに慣れてきたら、型落ちだけではなく、入手困難なトレンド商品にも挑戦してみたい。
バルミューダケトル
「今ならバルミューダから出た電気ケトルが狙い目。定価1万1880円がアマゾンでは15000円で売られています。人気商品だけに多少割高でも買う層はいるもの。うまく仕入れに成功すれば、転売が本当に楽しくなります。ただ、人気製品は再入荷されてしまうと、価格が落ち着いてしまうため、すぐ仕入れてすぐ売ることが重要。そのためには、日頃から店舗情報をチェックしておく癖をつけてください」
短期で結果を出すなら、冒頭の通り、まずは自分の得意ジャンルから攻めてコツをつかんでいくのが最速だ。
【バルミューダケトル】
仕入れ値:1万800円
売り値:1万5000円
トースターで一躍人気になったメーカー「バルミューダ」からスタイリッシュなケトルが登場。特にブラックの人気が高い。トレンドの商品は、再生産までのスピード勝負だ
【パナソニック足温器DF-59-H】
仕入れ値:6000円
売り値:1万2800円
冬モノは今の時期売れる。また、北海道から沖縄まで寒さにバラつきがあるため、全国的に需要がある。パナソニックは家電製品でも特に強く、吸引器や電気毛布もオススメ