さらに、子どもが具体的にどのようなジャンルのアプリやサービスを使用しているのかについても調査が行われている。
こちらも同じく「子どもにスマートフォンを触らせた経験がある」と答えた女性を対象に、子どもがスマートフォンで使用しているアプリやサービスのジャンルを聞いた。
もっとも多かったのが、「動画」の77.1%で、「ゲーム」の70.9%、「写真・カメラ」の49.8%がそれに続いている。「その他」の回答を除いて、もっとも少なかったのが「電子書籍」で、わずか1.7%しか遊ばれていなかった(複数回答可)。
さらに「動画アプリ」のなかで、具体的に使用しているアプリのサービスについても尋ねている。それによれば、全動画アプリのなかで「Youtube」は98.9%と、スマートフォンに触れたことのあるほぼすべての子どもが遊んだ経験があることが判明した。
ちなみに、次いで人気だったのが「ニコニコ動画」、「AbemaTV」だったが、その割合はわずか3.5%と、3.1%。人気トップのYoutubeに大きく差をつけられていた。
また、子どもがスマートフォンで使用しているアプリで3番目に人気だった「写真・カメラアプリ」では、「LINE camera」が40.4%、顔を入れ替えたり、顔に動物のイラストを合成できる「SNOW」が33.3%で、いずれも高いシェアを誇った。
いずれにせよ子どもたちにとってスマートフォンやアプリはもはや日常の遊びに不可欠なものとして浸透している。そして、母親たちもそこに抵抗感をほとんど持ってはいないようである。
【出典】MMD研究所「4歳~12歳のスマートフォン利用実態調査」
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1626.html
<文/HBO取材班>