わずか5分足らずの1回の取引で億を稼ぎ出したトレーダーがいる。FX界に現れた新星・spring氏だ。常にフルレバの連続で30万円の資金を4年で7億円にまで増やしたその手法を余すところなく公開する!
30万円で始めてから1年で5600万円、翌年1億7000万円、そして’16年7億円超えと資産は激増。その秘訣は常にハイレバのスタイルにある
「’16年6月の英国民投票の日、1トレードで利益は1億2000万円になりました」と話すのは、専業トレーダーのspring氏。その資産は7億円を超える。豪快な稼ぎっぷりと強心臓から今、もっとも話題のFXトレーダーだ。
「FXは4年前くらいに始めました。インターネットで見て、お小遣いでも稼げたらなと資金5万円からスタート。仕事から帰宅後にテクニカル分析の本で研究して、小さな金額で試したりしましたが勝てない。移動平均線やオシレーターなどテクニカル分析を使っても勝てないことがわかり、チャートにラインを引くだけのシンプルなスタイルにしたんです」
すると、半年ほどでライントレードの効果が表れてきた。勝ち方がわかった段階で資金を30万円に増強。1年後には5600万円に増え住宅ローンを返済し、会社を退職して専業トレーダーに。リスク管理の観点からFX資金を1000万円に減資し、’14年に再スタートしたが、いきなり億超えを果たしたという。
「黒田バズーカ第2弾があった年ですね。あのときは日銀会合の結果が出るのが、やけに遅かった。いつもなら昼12時すぎに出るのに13時を回っても発表されない。『これは何か材料が出るな』と米ドル/円を全力で買いました。黒田バズーカ第1弾で6円上がったことを思えば何か材料が出れば5円は上がるし、材料が出なくても下げ幅は1円程度だろうから、効率のいいトレードができる――そんな判断です。結果、追加金融緩和が発表され、米ドル/円は噴き上げた。この年の利益は1億7000万円になりました」
30万円から2年で億超えを達成できた秘訣は、レバレッジにある。spring氏のトレードは当時も今もフルレバに近い状態が常だ。
「フルレバだからリスクが高いわけではありません。問題は“どこで損切りするか”です。損切りをエントリーするポイントの近くに置ければ、フルレバでも損失額は小さい。とにかくストップロスは早めにと心掛けています。’15年12月の日銀のときもそうでした」
spring氏はそう言ってチャート上にラインを引いてくれた。
「トレードするときは日足から4時間足、1時間足の高値・安値に水平線を引いていきます。同時に日足レベルの大きなトレンドの方向も確認します。基本は順張り。なるべく逆張りはしません」