永谷園HDが英食品会社ブルームコを買収。フリーズドライ食品での世界進出を目指す

 このブルームコとはどのような会社なのだろうか? ブルームコの子会社であるチョウサー・フード・グループについて見ていこう。  チョウサー・フード・グループは、英国を本拠とし、世界各地にグローバルな販売チャネルと生産拠点を持つフリーズドライ食品及びパン製品メーカーである。  同グループは、英国を本拠とするグローバルな販売チャネルと生産拠点を持ち、米国、フランスなどにも生産拠点がある。その他、南米、中国、香港、北アフリカにも拠点がある。業務用のフリーズドライのイチゴなどを製造・販売している。1995年に同社はユニリーバからソミュール(Saumur、フランス)のフリーズドライ工場を買い取り、フリーズドライ野菜・ハーブ事業に参入した。1999年には、ケロッグ社欧州へ、2000年にはケロッグ社米国へ、フリーズドライ・フルーツの供給も開始している。そしてアジアでの展開にも余念がなく、2006年には、中国山東省臨沂市でフリーズドライの生産を開始している。さらに、2012年には、スターバックスのリフレッシャー・フリーズドライ・フルーツも供給開始するなど、グローバルかつ多角的に展開をしている。2015年12月期の連結売上高は1億3932万1千ドル(14年12月期1億1893万9千ドル)、営業利益は▲26万6千ドルだという。(参照:日刊食品通信
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成長が期待されるフリーズドライ技術
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