韓国軍「ウェアラブル筋力増強ロボット」に巨額投資…行軍スピード2倍に

 今回の開発では、国防科学研究所が起動能力に重点を置いた“高機動下肢の高速同期制御技術”の開発を担当。一方、LIGネクスワンは重い物を持ち上げるための“高荷重上下肢統合運用管理技術”および“ウェアラブル筋力増強ロボット用高密度電源技術”を担当する。 「未来の戦闘環境では、兵士が携帯する個人火器など戦闘荷重が増える一方、担当する作戦領域はますます広がると予想される。そのような環境では、筋力増強ロボットが任務遂行能力の向上に大きく貢献するだろう」(韓国防衛事業庁側のコメント)

画像/韓国防衛事業庁

 防衛事業庁は、技術開発が完了後に試験運用などを経て、2020年代半ばに戦力化されるものとの期待を示した。同時にこのロボット技術が、人命救助、災害現場、産業・建設現場など民間分野でも使用できると説明している。
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激化するウェアラブル筋力増加ロボット開発競争
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