冬季観光へ力を入れ始めた北朝鮮。氷祭りにカウントダウン花火、スキー持ち込み解禁へ

 新年まで2か月を切っているタイミングで届くところが北朝鮮らしいが、案内によると氷祭りは、12月31日から1月2日の3日間、午後6時から深夜0時まで花火大会がある金日成広場を会場に開催されるものだ。入場は無料なので、開催期間中に北朝鮮に滞在していれば参加することができる。 「中国ハルビンで毎年行われている氷祭りをイメージしていると思われます。ハルビン氷祭りは、氷の巨大滑り台や万里の長城のような建造物、彫像などが展示されるイベントでライトアップされる夜間が特に人気なんです」(中国の旅行会社)  北朝鮮のそれは、現時点でもイベント詳細は不明なため、推測するしかないが、平壌氷祭りもハルビン同様に氷の彫刻や建造物が展示されるようなイベントになりそうだ。しかし、会場の金日成広場は、サッカー場くらいの広さのため、展示スペースに限りがあるので、横に大きな建造物的な彫像ではなく、高さがあるミサイルや金日成像などの彫像がメインになるのではと推測される。  また、北朝鮮だけはなく、アフリカのセネガルやボツワナ、ドイツのフランクフルトなど国外でも建築物や指導者像などを制作している「万寿台創作社」がこのイベントへ関わるとの情報もあり、北朝鮮を代表するようなプロパガンダ彫刻が並ぶ可能性もある。  そうすると大晦日の夜は、ライトアップされた氷の北朝鮮プロパガンダ彫刻と花火を同時に鑑賞しながら新年を迎えるという新しい体験ができることになりそうだ。
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今冬はスキー場にも力を入れる北朝鮮
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