トランプ政権で上昇期待!? 米中小型株指数「ラッセル2000」に注目すべきこれだけの理由

 上記の通り、「ファーマ・フレンチの3ファクターモデル」でも、中小型株優位のアノマリーを説明しており、米国の中小型株の代表的な指標である「ラッセル2000」のパフォーマンスが良いことがアノマリーの観点からも予想されるが、実は、東証には、「ラッセル2000」に連動するETFがある。  そのETFは、ブラックロックの「iシェアーズ 米国小型株ETF(ラッセル2000)」(東証;1588)である。ブラックロックは、本ETFの3つのポイントを、“1.ベンチャー・スピリットが盛んな米国の小型株を投資対象とします。2.「ラッセル2000指数」への連動を目指します。3.東京証券取引所(東証)に上場しており、日本株と同じように取引できます”としている。(参照:ブラックロック)  東証に2013年12月5日上場した同ETFの信託報酬(税抜)は、0.2%である。トランプ氏の大統領当選後、12,000円割れからジャンプし(注:円安効果も含まれる)、11月28日終値15,050円まで上昇している。トランプ氏による「米国優先」政策、法人税減税などから、「ラッセル2000」に連動するETFは今後要注目になるかもしれない。 <文/丹羽唯一朗>
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