コントでは「この演説文の読み方がおかしい、他の誰かが書いたかのように」とか、「占いでは中年運は良いのに(だから大統領になった)、後年はたいしたことない」などのセリフがあり、まさに今起きているスキャンダルと合致する。
さらには親友たちが、大統領談話で自身が経営する豚足屋を宣伝してくれと言ったり、村の知人を長官に任命してくれと言ったり、恐ろしいくらいに現実とマッチングする。
これには後日、チェ自身も鳥肌が立ったという。
「視聴者を笑わせようと作ったコントが、怖いくらいに現実になっていく。ただのギャグが時事風刺になってしまった」
事件を受けて16日に復活したコーナーでも「大統領の親友たち」は自由奔放だ。
「青瓦台も見学し、ご飯も食べていこう」と言ったり、「村にゲートボール場を作るから、あんた(大統領)が言って、社長たちから寄付を募ってくれ」など。しかし、復活した「大統領」は一味違う。「私的な関係で青瓦台に立ち入ってはいけない!」、「大企業に寄付を募る大統領がどこにいるんだ!」と激昂する。
客席からは歓声と盛大な拍手が沸き起こった。