「別にヒラリーを支持しているんじゃない」反トランプデモ参加者の本音を聞いた

イスラム教徒は襲撃され、反トランプデモは暴徒化

 トランプ氏勝利が確定したのち、様々な事件が起こっています。  サンディエゴ州立大学ではイスラム教徒の学生が襲われ、強盗にあいました。同様の被害が、サンノゼ州立大学のイスラム教徒の学生にも起こりました。  これらはイスラム教徒が標的にされたと考えられています。このような「ヘイトクライム」と考えられる事件が起こっていることで、不安を持っている米国人が多くいます。  一方、トランプ次期大統領に対する全米各地のデモも、平和的なものばかりではなく、一部では暴徒化しているという事実があります。  店のガラスを割り、落書きをしたりするデモ参加者。さらに12日には、大規模デモが行われていたオレゴン州ポートランドのモリソン橋にて、銃撃された参加者もいました。  デモの過激化、ヘイトクライム。様々な問題が出ている中、今後、彼らの心が休まる日は来るのか。  はたして、トランプ氏がアメリカをまとめるための行動を起こすのか。  この問題を根っこから解決するのは、非常に難しい課題であるといえるでしょう。 <文・岡本泰輔> 【岡本泰輔】 マルチリンガル国際評論家、Lingo Style S.R.L.代表取締役、個人投資家。 米国南カリフォルニア大学(USC)経済/数学学部卒業。ドイツ語を短期間で習得後、ドイツ大手ソフトウェア会社であるDATEVに入社。副CEOのアシスタント業務などを通じ、毎日、トップ営業としての努力など、経営者としての働き方を学ぶ。その後、アーンスト&ヤングにてファイナンシャルデューデリジェンス、M&A、企業価値評価等の業務に従事。日系企業のドイツ企業買収に主に関わる。短期間でルーマニア語を習得し、独立。語学コーチング、ルーマニアビジネスコンサルティング、海外向けブランディング、財務、デジタルマーケティング、ITアドバイスなど多方面で活動中。
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