ビジネス書ジャンキーのダメな点がついに明らかに!
「成功するには読書をしよう」といったフレーズをよく耳にします。
ビジネス書を読めば新たな視点が身につき、社会的な成功に結びつくというのが、お決まりの主張です。
確かに、ウォーレン・バフェットやビル・ゲイツなど、巨万の富を築いた成功者に読書家が多いのは事実。成功のためには読書が不可欠だと考えてしまうのも無理はありません。しかし、いっぽうでライフハック系のブログなどを見ると、「5,000冊はビジネス書を読んだ!」や「読書で人生が変わった!」という極端な物言いが多く、どうにもうさん臭い印象が拭えません。
果たして、読書は本当に成功の必須アイテムなのでしょうか?
そこで参考になるのが、モントリオール大学が2015年に行った実験です(1)。研究チームは30人の参加者を集め、2つのグループにわけました。
1.ビジネス書をよく読む人
2.ほぼ読書をしない人
ここで言うビジネス書とは、カーネギーの「道は開ける」のような古典から、「結局、自分のことしか考えない人たち」のような近年の心理学書までさまざま。
人生や仕事へのアドバイスが書かれた本は、すべてビジネス書として定義したようです。