南スーダンに入った日本人NGOスタッフが警告「自衛隊はいつ戦闘に巻き込まれるかわからない」

自衛隊PKOだけでなく、南スーダンの現状にも目を

 南スーダンではJVCを含め、多数の団体が支援を実施しようとしているが、避難民は一向に減る気配がない。 「あまりにも避難民の数が多いため、対応しきれていないんです。加えて国連の食料倉庫が襲撃されたり、支援物資を運んでいるトラックが攻撃されたりといった状況です。南スーダン政府も国連やPKOを敵視している節があり、『外国人だから』といっしょくたにしてNGOのトラックでも検問を通さないことがあります。  日本では自衛隊PKOの問題だけで、南スーダンのことが語られていますが、そこでは多くの人が殺され傷ついている。そのことにも目を向けてほしいです」 ※JVCでは南スーダンの緊急支援に対する寄付を募っている。詳しくはJVCのHPを参照。今井さんは現在日本に一時帰国し、10月12日に東京・築地本願寺講堂で報告会を開催する。 <取材・文/白川愚童 写真提供/日本国際ボランティアセンター(JVC)
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