Googleが新たな人工知能翻訳サービス発表……エラー平均60%減少

 これまで採用されてきたPBMT翻訳の場合、入力された文章を単語やフレーズに分解し、それぞれ対応する外国語の単語やフレーズに移行後、合成し文章で出力してきた。一方、GNMTの翻訳は、入力された文章を丸ごと読んで翻訳する。入力された特定の単語について、人工知能は学習に使用された膨大なデータのなかから適切な言葉を見つける。

英語、中国語は提供開始、近日中に他言語も

 Googleはこの日、ウェブとモバイルで展開するグーグル翻訳で、英語と中国語の翻訳サービスを提供開始しており、近いうちに他言語にも対応すると発表した。  中国語サービスから開始したことについてGoogle側は、インド―ヨーロッパ間の翻訳に比べ、中国語の翻訳が最も難しいとしたうえで、これを実現する過程で体得したノウハウの活用が、今後の大きなメリットになるからだと説明している。  Googleは、今回の翻訳もまだ人間のそれには及ばず、少なからぬエラーがあると認めた。ただし、ディープランニングをベースにした人工知能の学習経験の蓄積、関連技術などの発展に伴い、完全により近くなると強調した。 参照:Google Research Blog <取材・文/jin kodama via ロボティア> 【ロボティア】 人工知能(AI)、ロボット、ドローン、IoT関連のニュースを配信する専門メディア。内外の最新技術動向やビジネス情報、ロボット時代のカルチャー・生活情報をわかりやすく伝える。編集長は『ドローンの衝撃』(扶桑社新書)の著者・河鐘基が務める。https://roboteer-tokyo.com/ ※ロボティアでは、今回の記事のほかにも下記のような記事を掲載中 ・アディダスがほとんどロボットでつくったシューズを公開 ・ソニーが人工知能で作曲した音楽を公開…スタイルはビートルズ ・人工知能「alphaGo」を作りだしたディープマインドとは
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