オフィス用品専門家のデスクはやっぱりきれい!?【デキる男の仕事場拝見】
2016.10.01
いい仕事はいい環境から生まれる。われわれが勤務時間の大半を過ごす“デスクまわり”を、達人はどのように作り上げているのか?
ファイリング用品を中心に、「テプラ」や「ポメラ」などのオフィス用品を多数開発している文具メーカーの「キングジム」。同社営業推進部の野原淳氏は「ファイリング研究室」という部署でコンサルタントをしていたこともある“整理のプロ”だ。
そんな野原氏のデスク整理のポイントは、モノの置き場所をとことん厳密に決めること。引き出しの中には、ハレパネ(店頭POPなどで使用される薄手のスチレンボード)を切り抜いて自作した“型”を敷いて、使ったものを元の位置に確実に戻せるよう工夫している。
「工場などではよく使われている手法なんです。工具の置き場所がイラストで表示されており、欠けているものがあれば一発でわかるように“見える化”されている。それを引き出しに応用しました。定位置がぽっかり空いていると、どうしても気持ち悪いので、自然とモノを元に戻す習慣がつきます」
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ペンや付箋などの文具は、必要になってから“ない”ということになると、すぐによそからスペアを持ってきてしまい、結果、同じアイテムが何個も引き出しの中にある――なんて事態を招きがちだが、このシステムなら、そんなモノと時間のムダを撲滅できる。
「ボードを自作する時間は1時間ほどですが、アッという間にモトは取れます」
定位置を厳密に決めているのは、PCのデスクトップも同じ。「今日やること」「近々やること」などのゾーンに分けてショートカットを配置すれば、今、何をやるべきか、一目瞭然だ。<取材・文/HBO取材班>
オフィス用品の専門家・野原 淳[キングジム・営業推進部]
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