アメリカの「カップヌードル」、レシピ大幅改良の背景に健康志向の高まり

米国でのカップヌードル

 日清食品の創業者である安藤百福氏(故人)がチキンラーメンおよびカップヌードルを開発した。開発の着想を得たのは、米国ロサンゼルス滞在中に、スーパーのバイヤーが紙コップに「チキンラーメン」を2つに割り入れて試食している場面を目撃したことからであった。(参照「アメリカ日清」)  米国西海岸から「CUP NOODLES」は販売開始され、東洋人系から徐々に白人、黒人、メキシコ系移民などへと広がっていった。しょうゆ味でスタートしたが、1年後には米国人の好みを取り入れビーフ、チキン、ポークの3種類を追加した。ロサンゼルスで女性雑誌に広告を出し、テレビ宣伝、消費者を集めてのモニター調査も展開し、商品のアピール方法と消費者の嗜好を徹底的に調査した。成長期にあったスープ市場で、「CUP NOODLES」を販売したという。現在、米国では「チキン」「シュリンプ」「ビーフ」といった味付けの8種類が展開されている。
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健康志向の高まりを受けてのリニューアル
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