foly / PIXTA(ピクスタ)
20代、30代と仕事のキャリアを積み重ねるに連れて、「仕事が楽しい」と思える度合いも個人差が出始めてくる。
自分より先に行ってしまった同期の働きを見て、
「俺のほうがいい学校を出ているのに……」、「なぜあいつだけいい仕事が来るのか」などと嫉妬に燃える人もいるかもしれない。
しかし、そうした状況に陥った多くは自分に原因があると指摘するのは、今話題のビジネス本である『
最強の働き方』著者であるムーギー・キム氏だ。世界でもトップクラスのビジネススクールであるINSEADでMBAを取得し、外資系コンサルティングファーム、投資銀行、プライベートエクイティファンドなどで、世界各国の企業でグローバルエリートとともに働いてきた彼は、「一流になれる人」と「二流で終わる人」の差をこう語る。
「そもそも、本当に仕事ができるか否かは、学歴やIQはあまり関係ないんです。世界のトップクラスの人材が集まる現場では、もはやそんなもので差がつく世界ではありません。そういった学歴やIQの高い人たちを見てきて悟ったのは、結局仕事の出来不出来を分けるのは、基本的なスキルやマインドセット、あるいはリーダーシップだったりという、
“仕事のIQ(Important Quality)”なんです」