学歴とIQは仕事能力に関係ない! 大ヒット本『最強の働き方』著者が語る「これができなきゃ永遠に二流!!」

できるやつはメールが短い

 基本的なスキル、“仕事のIQ”とはいったいどういうことなのか? ムーギー氏は20代の頃には、自身も上司から怒られる経験を通じて、こうした基本的スキルの大切さを思い知ったという。 「何も特別なことじゃありません。例えば、『最強の働き方』の第一章の“基本編”にも書きましたが、ダラダラ長いメールを送ってないかメールには即座に返信しているかプレゼンの資料は簡潔かつ論理的に書かれていて、丁寧に作られているか。また、本書の第二章の“生活習慣編”でいうと、時間の優先順位をつけられているか他人の時間を大切にできているか、自分の内面・外見をうまく管理できているか……などです。  その程度といえばその程度ですが、これを完璧にこなしている人は意外と少ない。私自身、本の中でも書きましたが、こうしたベーシックについては何度も、世界中の上司から怒られました。そして、私が尊敬する抜群に仕事ができる上司たちは、みなことごとくこうした基礎的なことができていたんです。一言でいえば、基礎の基礎がどれだけしっかりできているかで、仕事能力に本質的差がつくんだと思います。目新しいことを探してさ迷っている人は、往々にして、当たり前の基礎をおざなりにしていることが多いものです」
次のページ 
世間の「ビジネス本」は異なる世代が読んでも無意味
1
2
3
4
5
最強の働き方

「上司が部下に教えたいこと」「部下が上司に伝えたいこと」のすべてがこの1冊に