オフィシャルスポンサーの地元大手スーパー、大いに沸く
もちろん、優勝セールを行ったのは百貨店だけではない。優勝セールは、地元スーパーでも大いに盛り上がりを見せた。
特に、広島県東区に本社を置く大手スーパー「イズミ」の旗艦店「ゆめタウン廿日市」(広島県廿日市市)では、10日夜に優勝決戦を見守るためにパブリックビューイングを開催。優勝の瞬間の盛り上がりは、多くのメディアで伝えられることとなった。
イズミの店舗では、優勝翌日の優勝セールも盛大なものとなった。イズミグループの広島県内とその周辺店舗では開店時に紅白餅が配られたほか、本店である「ゆめタウン広島」の周辺は、店舗に向かう車で大渋滞。屋上には赤いアドバルーンが掲げられ、くす玉割りも行われた。
赤いアドバルーンがかかげられたイズミ・ゆめタウン広島(広島市南区)。広島市中心部にあるイズミの本店だ
イズミはこの25年間で急成長を見せた広島企業の1つ。イズミはもともと広島駅前の闇市で創業し、1961年にスーパーマーケットを初出店。1987年には東証一部に上場したほか、その後は広島東洋カープや、広島市民球場のオフィシャルスポンサーにもなった。
⇒【写真】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=109160
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ゆめタウン広島の館内には巨大なくす玉が
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もちろんカープグッズ売場も常設されている(ゆめタウン広島)
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イズミは広島県内全店の売場がカープ一色に(イズミ・ゆめマートサンモール店、広島市中区)
25年前にはわずか数店舗しかなかったイズミグループの大型ショッピングセンター(ゆめタウン、ゆめモールなど)も今や約70店舗を数え、イズミは年商6000億円を超える西日本最大のスーパーマーケットとして名を馳せている。地元では、戦後の闇市から創業したというイズミの姿と、広島の戦後の復興や広島市自体の発展を重ね合わせる人もいるほどだ。
企業の成長とともに、25年前には考えられない規模での優勝セールができるまでに成長したイズミ。11日のチラシでは「25年間ず―――――――――――――――――――――――――っと待っていた!」(長音符が25個)と言う表現で待ちに待った優勝を祝福した。
広島から西日本各地へ-イズミは、グループの飛躍とともに、今後のカープの躍進に期待をかける優勝セールとなった。