リオ2016パラリンピックには、日本選手が計132人参加する。日本選手団の主将は、車いすバスケットボールで4回目の出場となる藤本怜央選手。旗手を務めるのは、車いすテニス女子の上地結衣選手。4年後の東京大会につなげるために、日本パラリンピック委員会(JPC)は、金メダル10個という高い目標を掲げている。
リオ五輪の日本人選手も素晴らしい活躍を見せた水泳はパラリンピックでも注目できる。ロンドン大会では金銀銅あわせて計8個のメダルを獲得しているのだ。注目は成田真由美選手。1996年のアトランタから4大会連続で出場し自由形を中心に金メダル15個を含む計20個のメダルを獲得、「水の女王」と称されている。彼女はなんと8月に46歳を迎えたばかりなのだが、衰えを知らない泳ぎは必見だ。
また、ロンドンで銀メダル・銅メダルを獲得した木村敬一選手にも注目。昨年の世界選手権では100mバタフライ、100m平泳ぎで優勝するなど好調を維持しているのだ。
陸上では、走り幅跳びの山本篤選手は外せない。今年5月に世界新記録を樹立。北京は銀メダルだったがリオでは本命視されている。
さらにオリンピックでは錦織圭選手が活躍したテニスだが、パラリンピックのほうでは世界王者を擁しているのが日本である。そう、年間グランドスラムを計5回達成、パラリンピックでもシングルス・ダブルスあわせて計3個の金メダルを獲得した国枝慎吾選手だ。また、開会式で旗手を務める上地結衣選手にも注目。ロンドン以降、急成長を遂げたことで注目を集めている。
4年後の東京大会につなげるために、日本パラリンピック委員会(JPC)は、金メダル10個という高い目標を掲げている。パラリンピックへ出場する日本選手へ声援を送りたい。
<文/丹羽唯一朗>