優柔不断な上司を即決させるための「上手な聴き方」とは?

xiangtao / PIXTA(ピクスタ)

部下:「打ち合わせをさせていただきたいので、よろしくお願いします」 上司:「わかった」 部下:「来週はいかがでしょうか」 上司:「大丈夫だ」 部下:「来週のいつがよろしいでしょうか」 上司:「スケジュールの空いているところに入れてくれ」 部下:「○月○日の午後はいかがでしょうか」 上司:「OKだ」 部下:「14時から15時ではいかがでしょうか」 上司:「あ、その時間は、避けたいな」……

いつまでたっても入らない「上司とのアポ」

 分解スキル・反復演習型能力開発プログラムを実施していると、参加者から、ビジネスを遂行する上での困りごとの相談を受けることがよくあるし、プログラムの中の課題解決力を演習の中で、それらが浮き彫りになる。挙げられる課題の中には、「上司からクイックなリアクションが得られない」という意味のものが実に多い。  そこで、具体的な事例を持ち寄って共有するのだが、冒頭のやりとりは、その一例だ。部下は、「散々やりとりして、『OK』と言っていたのに、そのあげくに、『その時間は避けたい』とは、どういうことか!!」とエキサイトしているし、上司は「まどろっこしい聞き方で何度もメールしてくることが問題だ」と部下が悪いと言い張る。上司と部下の断裂が深まる典型的なパターンなのだ。
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相手が変わらないなら自分は何を変えるか?
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チームを動かすファシリテーションのドリル

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