ベトナム対中関係悪化の裏で存在感を増す台湾と日本

そして日本も同様に

清水建設と前田建設工業が担当して進む地下鉄工事

 日本にとっても台湾同様にチャンスだと捉える人は少なくない。外務省の海外在留邦人数調査統計によるとベトナムの在留邦人は、8543人(2010年)から1万4695人(2015年)と急増している。この人数は大使館や領事館へ届け出た長期滞在者で、ここへ旅行者や短期出張者は含まれていない。  7月30日には、日本の大手百貨店では初出店となる「ホーチミン高島屋」が観光客が足を運びやすい中心街1区にオープンしたり、日本企業が同国初の地下鉄工事を進めたりするなど日本もベトナムでの存在感を増す動きが加速している。

7月30日にオープンしたホーチミン高島屋

<取材・文・撮影/我妻伊都(Twitter ID:@ito_wagatsuma
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