原油価格が秋から上昇?――下限の目処をピンポイント予測
2016.07.23
一時105円台半ばまで急落した米ドル/円相場。日銀による為替介入も予測されているが、それもむなしく本格的な円高局面はこれから来る!? FXはもちろん、株、金、原油、ビットコインなど商品ごとの戦略を、今こそ練り直すべし!
一般的に「ドルと逆相関にある」と言われる原油相場。それだけに円高なら稼ぎやすいと思う人も少なくないだろう。原油相場の今後の見通しについて、大手石油会社勤務を経て、エネルギーと為替予想を本業としている杉田勝氏に聞いた。
「来年あたりから原油価格は上がっていくと予想していますが、その前に一度下がると思います。1バレル=30ドル台まで下がり、今年の秋くらいまではレンジを形成するのでは」
5月末時点では1バレル=50ドル前後で推移している原油価格だが、今後30ドル台に突入したポイントが買いの目安になるという。
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「とはいえ中長期的には見れば上がるはず。30ドルを目安に買った後は持ち続けていればいい。2年くらいでかなりの高騰が見込めます」
ただ、あまりに原油価格が高騰すれば、それと呼応するようにシェールオイルの需要も高まり、原油価格は下がるというリスクがあるのでは?
「シェールオイル採掘業者の知り合いによると、バルブを捻ればオイルは出てくるものの、オペレーターを雇うのに時間がかかるらしい。そして、シェールオイルが埋まっていてもパイプラインがないと供給できず、実際に生産できるのはアメリカくらいなんです。結局は、アメリカの生産が少しくらい増えても、世界中でそれ以上に需要が上がる。需要次第で価格はいくらでも高騰します。関係者は口をそろえて言いますが、3、4年のスパンで考えれば1バレル=100ドル台も十分にあり得ます」
【杉田 勝氏】
ウィンインベストジャパン取締役会長。相場の方向が予測できる独自のタイムサイクル分析「杉田サイクル」を考案。数百人の専業トレーダーを育成してきたことから「FX先生」と呼ばれるようになる
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1バレル=30ドル台が下値メド 原油は今秋からの上昇か?
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