もはやド定番とも言える、
科学技術館も、夏休み期間中に、複数のイベントが盛りだくさんだ。
◎7月27日(木)竹とんぼを作って飛ばそう
竹から竹とんぼを作る。その際、小刀を使わないで竹とんぼを作るのが特長。工作時間はおよそ20分。
高学年では、工作だけではなく、工作に関する説明や意見が求められる。バランスの取れた竹とんぼを作るための考え方、小刀を使わないで作るコツ、遠くに竹とんぼを飛ばすための技法などをまとめると理科の宿題としては申し分ないのではなかろうか。
◎7月30日(土)31日(日)「青少年のための科学の祭典」2016全国大会開催
全国各地から集まった演示講師による数多くのブース出展、ステージ出展、屋外出展や学生による研究発表会などがある。毎年、1万人/日前後の来場者があり、「青少年のための科学の祭典」の中では最大規模の大会。約70種類の実験・工作を予定。
理科教育のイベントとして注目されている。2016年7月30日(土)11:00~11:30、科学技術館1階特設ステージ(8号館)で、ノーベル化学賞受賞者・科学技術館館長の野依良治博士の特別講演「憧れと感動、そして志」(無料)を誰でも聞くことが可能である。実験・工作を参考にした自由研究や、野依博士の特別講演のまとめと感想などでも自由研究としていけそうである。
◎8月6日(土)~8月28日(日)2016年夏休み特別展「マジカル・ケミカル研究室」
「よくみると、魔法みたい。よく考えると化学。」をテーマに、魔法みたいに不思議な実験を分かりやすく紹介される。
・黒い炎が燃え上がる!!―黒い炎―
・とつぜん色が変わる?!ふしぎな水―時計反応―
・水の中でシャボン玉?―水中シャボン玉―
自宅で実験を再現することや、特別展の様子を撮影し、自分で解説を加えるという自由研究もありだと考えている。
自由研究というアウトプットを出すには、豊富なインプットが有効であろう。お父さん、お母さんは、子供と一緒に、インプットできる複数のイベントに参加し、ネタを仕入れ、それからアイデアが触発されることで面白い自由研究ができるのではないだろうか。お父さん、お母さんも、夏休みの自由研究を子供たちと楽しもう!
<文/丹羽唯一朗>