Brexitで英国に愛想をつかせた米国、EU内の新たな同盟国を模索中!?

英国の「後釜」はどこの国?

 そして、ついに今回の国民投票におけるEU離脱派の勝利が、その英国への信頼感喪失に止めを刺したという見方が浮上している。 米国は英国に見切りをつけてヨーロッパにおける英国に代わる同盟国を探すことを決めたというのだ。  では、米国は「英国に代わる同盟国」としてどこを選んだのか? 結論から先に言えば米国はドイツとフランスとの関係強化に向かう可能性が高い。  4月にドイツのハノーバーで開催されたテクノロジーメッセの期間中に、日本とカナダ抜きのG5の首脳会談が開かれた。このG5は〈メルケル首相がオバマ大統領に3度懇願した〉ことから実現したものであったという。(参照「ABC」)  この首脳会談でヨーロッパが抱える種々問題が協議された。その僅か1か月後に日本の伊勢志摩でG7が開催された。メルケル首相は何故か日本でのG7の開催まで待てなかったようだ。それにしても、ひと月後にはG7で充分なる会談が出来るにも拘らず、オバマ大統領がメルケル首相の要望に応えたという背景には米国とドイツの絆がより強まっている証拠だとも考えられる。
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ドイツ・フランスは英国に代われるか?
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