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Brexit勝利の結果を受け、ついに英国からの脱出を求めて反応した英国企業が出てきた。
1995年設立されたロンドンのルートン空港をベースに置く格安航空会社イージージェットである。同社が懸念しているのは英国がEUから離脱することによって、英国の航空会社がEU圏内にて航空運営事業の経営許可(AOC)を失う可能性があることである。
7億4000万人の消費人口を抱えるEU全域を対象に成長しているのが格安航空である。英国に本社を構える航空会社は英国がEUから離脱すればEUが加盟国の航空会社に付与する特権を失う可能性がある。それは格安航空としてのメリットを完全に消失することになるのだから、その懸念も当然であろう。