東京ゴールドスポット100でFX感覚で金先物に投資!
【池水雄一氏のオススメ投資指南】
ICBCスタンダードバンク東京支店長の池水雄一氏が推奨する金投資は、昨年に登場した先物の新商品「東京ゴールドスポット100」だ。
池水雄一氏
「今、非常に人気ですよ。100gの円建て金の先物ですが、最大の特徴は、為替のCFDと同様にロールオーバー、つまり翌営業日に自動的にポジションが持ちこされる点。先物には限月という期限があり、その日が来たら反対売買をして決済しなければならない。このタイミングで含み損が出ていて、もう少し待てば値を戻すかも……と思っても、決済するしかないのです。ところが、この商品はポジションを保有したまま金に投資できます。加えて、約40倍のレバレッジが効くので、少額資金でも効率のいい投資が可能。現在レバレッジ25倍のFXよりも、ハイリスク・ハイリターンを狙えます」
【亀井幸一郎氏のオススメ投資指南】
「金は上昇したが、産金株にはまださほど動いてないものもあるので、これから上がる株を狙うのがいい」
マーケット・ストラテジィ・インスティチュートの亀井幸一郎氏は、金に遅れて上昇する産金株を薦めてくれた。だが、個別株への投資は初心者にとってハードルが高いのも事実……。
亀井幸一郎氏
「ならば、産金関連株をパッケージにした海外ファンドを買えばいい。ブラックロックの『ゴールド・ファンド』や『ゴールド・メタル・オープン』など、日本のネット証券で買える商品も多い。生産量世界一の産金企業の『バリック・ゴールド』というファンドは、世界的投資家のジョージ・ソロスが買い入れたり、多くのヘッジファンドが投資し始めている。金そのものではなく、派生的な金融商品はここへきて人気になっています」
【豊島逸夫氏】
マーケットアナリスト。スイス銀行の貴金属ディーラー、ワールド・ゴールド・カウンシル日本代表など、豊富な経験を持つ「金の第一人者」
【池水雄一氏】
ICBCスタンダードバンク東京支店長。住友商事を皮切りに、クレディ・スイス銀行、三井物産で一貫して貴金属ディーリングに従事
【亀井幸一郎氏】
山一證券、ワールド・ゴールド・カウンシル企画調査部長などを経て、マーケット・ストラテジィ・インスティチュート代表取締役
取材・文/斉藤武宏 グラフ作成/圓谷清和
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