テロ被害で観光業大打撃のトルコやエジプト。代わりにある国が浮上

白石和幸

テロは観光業頼みの国には頭が痛い問題だ。photo Public Domain

 トルコ・イスタンブールのアタテュルク国際空港で起きた自爆テロは、現状で死者36人とも言われる被害となり、大きな衝撃をもって報じられている。
 今回のテロはISの関与が疑われているが、実はここ最近のトルコではクルド人テロ組織によるテロ事件も頻繁に起きていた。『Diario Turco』紙によれば、テロ事件はトルコの観光業に大きな影響を与えており、〈今年1月から4月まで582万人の外国人訪問があったが、それは前年同期間に比べ16.5%の減少〉となり、〈今年は150億ドル(1兆6800億円)の観光収入減に繋がる〉と報じている。

 実際に、テロ活動による被害を避けようと、ツアーオペレーターは早い時期からだいたい訪問先を探す傾向にある。ヨーロッパで第2の規模のツアーオペレーターであるトーマス・クックは〈今年に入ってトルコへの訪問客が既に5%減少している〉発表している。(参照:「ABC」)

 トルコ同様、エジプトも昨年と今年とロシアのコガリムアビア航空とエジプト航空のテロ攻撃が重なり、2010年の1470万人の外人観光客の訪問をピークに毎年外人訪問客が減少している。

 また、チュニジアも最近4年間でヨーロッパ人の訪問は45%減少している。しかも、チュニジアを経由しなくなったクルーズ客船もあり、観光客は減少の一途を辿っている。

 そして、この3か国の観光業にとっての不運が、ある国の観光業にとっては「幸運」となっている。

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テロで観光業大打撃な国の代わりに浮上した観光地
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