文科省が推進する総額2500億円のムダ事業――チリも積もれば山、の典型

費用総額を「頭を使ってわからないようにしている」文科省

 文部科学省が中学校武道必修化をどう考えているのか解せないのは、最終的に何棟の武道場を新設したら整備が打ち止めなのか、最終目標を明確にしていないことです。これでは費用総額が分かりません。

 そういえば、建築エコノミストの森山高至さんが、新国立競技場費用問題の際に、「(文科省はこの問題について)頭を使ってわからないようにしているんです。だから(自分が)頭を使ってわかるようにしてやろうと」と雑誌の取材で語っておられました(ゴング格闘技 2015年10月号)が、大変おこがましいですが、現在の私の心境は森山さんと全く同じ気持ちです。

 最終目標を明らかにせず、誰にも費用総額を気付かれず、国民の批判を浴びることなく、いつの間にか多額の税金を使って、最終目標を達成するというのが文科省にとっての一番賢いやり方なのでしょう。

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闇に包まれた武道場整備の交渉の経緯と詳細

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