好きなことを仕事にしようがしまいが、幸せと社会的成功にはまったく関係がなかったことが判明!
自己啓発や意識高い系の世界では、「好きなことを仕事にしよう!」といったフレーズをよく聞きます。確かに、大好きなことさえ仕事にすれば、自然とモチベーションが上がって仕事の効率も良くなり、幸せなビジネスライフを送れそうです。
が、実は科学の結論はまったくの逆。これまでに行われた調査では、いずれも「夢や情熱なんて追っても意味はない!」との結果が出ているのです。
例えば、ジョージタウン大学のカル・ニューポート博士は、2012年に「天職」に関するリサーチを行いました(1)。その結果を、博士は以下のように説明しています。
「私は、自分の仕事を『天職』だと考えている人たちにインタビューを行った。彼らが、どうやって仕事へ情熱を持つようになったかを明らかにするのが目的だ。 その結果、おもしろいことがわかった。彼らの多くは人生の目標を持っておらず、ほとんどが偶然の結果として現在の職についていたのだ。『夢を追いかけろ!』と煽る人たちにとっては衝撃的なデータだろう』
どうやら、天職を得た人の大半は、夢を追って好きなことを仕事にしたわけではないようです。