出荷金額は前年度比14%減の8736億円となった。出荷平均単価は前年度の8.1万円から7000円増の8.8万円。円安による部材費の上昇と、プレミアム機種へのシフトで価格が上昇した。
同リポートでは、2015年度は昨年予想の通り、出荷台数の減少が続き、15年に登場したWindows10は市場を一気に喚起するとまでは至らず、回復の度合いは予測を下回る状況となっているとしている。ただ、その分2016年10月末に、Windows7搭載機のメーカー出荷終了が予定されており、法人市場では主力OSとなっている同OS搭載機の駆け込み需要が発生する可能性もあると予想している。
一方、特に法人利用では、最新OSで強化されたセキュリティやタブレットやスマホ兼用での生産性革新といった機能を早めに評価した上、OSを含むパソコンやタブレット、スマホなどの端末の利用戦略を見直す時期に差し掛かっているという。