アルゼンチンに続きブラジルも米国の傘の中に。テメル大統領代行が始動

最大の輸出相手国だったが……

 そこまでマクリ大統領が慎重に事の判断をしようとしたのも、アルゼンチンにとってこの30年余り最大の輸出相手国はブラジルであったという背景がある。  しかし、両国の最近の経済低迷もあり、アルゼンチン製品のブラジル市場でのシェアは低下している。前出の『iProfesional』紙によれば、〈2013年に21%であったのが、2015年には17%、今年は現在まで15%〉と、年々アルゼンチン製品のブラジル市場における占有率が低下しているのだ。  しかもブラジルは、不況で国内市場の需要が落ち込んでいる為に、自国製品を隣国に〈20-40%安で輸出している〉という。その被害がアルゼンチンで発生しているのだ。全体的にブラシルの企業のほうが生産能力が高く、例えば、ネジの生産の場合、アルゼンチンで最大規模として月間2000トンの生産をするとしても、ブラジルはその10倍の生産能力をもっているほどだ。よって生産コストの面においてもアルゼンチンはブラジルと競争できないという事情がある。
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親米路線に舵を切ったテメル大統領代行
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