ケイコ・フジモリの足かせは、ペルー国民に根強く残る「父親」への抵抗感

白石和幸

photo by Congreso de la República del Perú(CC BY 2.0)

 15世紀に最盛期を迎えたインカ帝国の中心地のペルー。2130万人の選挙民がいるそのペルーで4月10日大統領選挙が行なわれた。開票40%強の時点で上位3人の候補者の得票率はケイコ・フジモリ(40才)39.18%、ペドロ・パブロ・クチンスキー(77才)24.25%、ベロニカ・メンドサ(35才)16.57%という結果となった。(参照「El Comercio」)。どの候補者も過半数に至らないということで、6月5日に上位二人のケイコ・フジモリとクチンスキの決戦投票が予定されている。アナリストの間では、クチンスキが僅差で勝利するであろうと予想されている。

 クチンスキの勝利を挙げている理由はメンドーサの大半の票田がクチンスキに流れる可能性が強いということと、反フジモリ派が今も根強く存在しているということだ。

 ケイコ・フジモリには絶対に票を入れないと言う選挙民が49%もいるというのである。その理由の53%は彼女の父親の政治に反対しているため、彼女をも敬遠しているのだという。(参照「Infobae」)。

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ケイコ・フジモリ候補の父親、アルベルト・フジモリ元大統領

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