スーパーの有機農産物の品ぞろえに、7割の消費者が不満を抱えていた!?

 世界的にオーガニックブームが進行中だ。  2012年ロンドン大会に引き続き今年のブラジル・リオ大会でも、オリンピック・パラリンピック選手村では有機農産物の提供がスタンダードになっている。東京も2020年大会開催を控えるが、日本の消費者は「有機農産物」や「農薬」にどのような認識を持っているのだろうか。  そして、今や人々の9割以上が買い物をする場となったスーパーマーケットは、消費者ニーズを把握できているのだろうか。  国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは昨年12月15~16日、全国20代〜60代の男女合計1000人を対象にオンライン調査を行った。

有機農産物に最も期待するのは「食の安全」

神奈川県消費者参加型農業「なないろ畑」で育てられた有機野菜(c)Kayo Sawaguchi/Greenpeace

 調査の結果によると、消費者が有機農産物にもつ印象は「安全」(58%)、「健康に良い」(56.7%)と、昨今の食の安全への期待を反映している。「野菜の形は多少変」でも、約8割の人が購買意欲を示すなど、有機農産物に対する消費者ニーズの高さが裏付けられた。  実際、「月1回以上の頻度で有機野菜を定期的に購入している」と回答した消費者は、全体の4割を超えている。  残り6割の消費者が有機野菜を購入していない原因は、普通の野菜に比べて“お高い”という価格の壁であることも分かった。しかし今回の調査では、すべての消費者のうち7割が「普通の野菜よりも1~3割高くても、有機野菜があればそちらを選ぶ」と前向きな回答をしている。  農薬に対するイメージでもっともあてはまるのが「体に悪い」(58.3%)という意見であり、「農業のために必要」(21.5%)という意見を大きく上回っている。  スーパーマーケットなどで野菜購入時に農薬の有無を意識している消費者は、意識している(10.8%)、どちらかといえばしている(33.6%)を合わせると、全体の約4割にのぼっている。農薬の有無がスーパーマーケットなどでの商品選択基準のひとつになりつつある。
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スーパーの品ぞろえと、消費者のニーズとの間にギャップが広がる
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